汗をかく原因B
前回まで汗をかく原因は緊張やストレスからくる精神性発汗と、体温調整のための温熱性発汗について説明していきました。
@精神性発汗
A温熱性発汗
B味覚性発汗
今回は3つ目の味覚性発汗について説明していきましょう。
味覚性発汗とは
香辛料をたくさん含んでいる激辛カレーや本格的キムチ料理など、刺激の強い食べ物を食べた時に顔や頭皮に出る汗のことです。
生理的な現象の一つではありますが、この汗の役割は実はよく分かっていません。
ただ辛さによって、口腔内の温度が一時的に急に高くなって心拍数も上がり、汗をかくことで体温を下げようとする考え方もあるようです。
刺激の強い食べ物を食べるときの注意点
汗はもともと血液から作られ、汗腺で濾過された時に血液に必要な栄養素のミネラルとして血液に戻ったものと、水分となって皮膚の上にでてきたものが汗です。
香辛料が効いた食べ物が好きだからと言って過剰に摂り過ぎてしまうと、血液中の水分が減るだけでなく、血液に含まれているミネラルの量も減ってしまう恐れもあります。
そうなると脱水症状を引き起こしたり、血液全体が少なくなって、血行の巡りが悪くなり貧血を起こすことも考えられます。
くれぐれも摂りすぎには注意してバランスのとれた食べ物を取るようにしましょう。