汗による部位ごとの悩み4〜足汗編〜
体温を一定の温度に保つため、エクリン腺から水分を分泌して上昇した体の熱を冷ます機能を汗は担っています。
実はこのエクリン腺、足の裏が一番多く分布されているそうなんです。
「靴を脱いだら床が濡れて足跡がつく・・・。」
「靴を脱いだ時の臭いがキツイ・・・。」
「靴が汗で湿っている・・・。」
このようなお悩みを抱えていたら、もしかしたら足汗が原因かもしれません。
ここでは足汗について原因や対策方法を調べていきました。
足が蒸れている
朝から夜まで一日中靴を履きっぱなしだと、足に汗をかいても乾く暇がなく、ずっと蒸れた状態が続いてしまっています。
そうすると靴の中は密閉状態なため、換気もできず湿ったままになっていたり、蒸れた状態が続くと足の体温も上昇して汗が止まりにくくなります。
汗腺が一番多いため
体温が上昇した際に熱を逃がして体温調整をしているエクリン腺から発汗する汗は、実は足の裏に多く分布されていると言います。
そのため足の裏は他の部位よりも汗をかきやすくて、臭いも気になりやすいのかもしれませんね。
足蹠多汗症(そくせきたかんしょう)
特に体温調整が必要ではなくても足汗をかいてしまうようでしたら、足蹠多汗症(そくせきたかんしょう)が原因かもしれません。多汗症は運動後や気温で上昇した熱を冷ますための発汗とは違って、異常な量の汗をかいてしまいます。
特に交感神経の乱れてくると、緊張や不安などのストレスが強くなって、暑くもないのに汗がかきやすくなっている体になっていることに自分ではあまり気づいていません。
睡眠時間をきちんととったり食生活を見直してみたりと、体の中から改善してメンタルを整えてみましょう。
また自己判断せずに専門機関で調べることをお勧めします。
足の臭い、すぐに改善できますか?
「家に帰って靴下を脱いだら、靴下と足からの臭いがきつくて、一日中この足で過ごしていたと思うと、もう人前では靴を脱げません。」
足の汗腺は体の部位の中でも比較的多いと言われていますので、誰もが足に汗をかきます。
さらに靴の中は密閉状態なため中は多少なりとも蒸れてしまいますし、空気を籠らせて臭いを閉じ込めてしまうのは仕方ないですが、お食事の席など靴を脱ぐ場面があるときは気が引けてしまいます。
自分の足は臭うのかも?となやんでも、大抵足は蒸れてニオイも発生しやすいため、あまり深刻になりすぎない方がいいのかもしれませんが、事前に自分で改善できる、いくつかの対策を考えてみました。
制汗スプレーや汗拭きシートを使う
ずっと靴を履いていると足の中の換気ができず、モワッとした空気が漂っています。
換気も兼ねて制汗スプレーをかけたり、汗拭きシートで雑菌ごと拭き取って清潔にしていきましょう。
足湯に浸かる
1人暮らしでお風呂が狭くて入れないようでしたら、桶にお湯を入れて足湯を行ってみてください。殺菌がついた状態は臭いを増大させてしまいます。
日中は足は洗う頻度が少ない上に、換気もあまりしない部分なので、汚れが溜まりやすい指の間は、念入りに洗うようにしていきましょう。
靴下を取り替える
足汗で臭いがキツイと感じたら、靴下やストッキングを取り替えて少しでも雑菌を増殖させないように工夫をするといいと思います!
吸収性の良い素材にこだわったり、5本指に分かれている靴下を選んで、湿ってきたらすぐに交換してなるべく足を湿らさないでおきましょう。
汗で湿ったままにして乾いていくと、臭いがキツくなりやすいのでご注意くださいね。
汗を吸収した靴の簡単なケアについて
@新聞紙を入れて臭いを消す
湿った靴の中に新聞紙を入れて、湿気を取り除いていきましょう!
A靴は毎日同じものを履かないように、何足かローテンションして靴の換気をするようにしましょう!
B天気のいい日に日干しをして、靴の中の雑菌を除去!
まとめ
足から臭う汗のニオイは、蒸れと雑菌が混ざっているため、強烈なニオイを放ってしまいますが、事前にケアできることもたくさんあります。
靴下の替えや汗拭きシートなどは、あまり荷物にはなりませんので、足汗が非常に気になる方は、普段からこまめなケアをすることで、「自分はお手入れをしている」という、精神的な余裕に繋がるはずです。
汗のプレッシャーから解放されるには、精神的に余裕をもつことが非常に大事になっていきます。
ただし、生活習慣や運動不足の解消など自分なりに改善の見直しをしても顔汗が引かないようでしたら専門医に相談してみてはいかがでしょうか。