汗をかく原因@

汗をかく原因@

ヒトは体温を正常に保つために、汗をかくということが分かりましたが、実は汗のかき方には下記の3つのパターンに分類されています。

 

@精神性発汗
A温熱性発汗
B味覚性発汗

精神性発汗

異性との初対面の席や大勢の前で話さなければならない時など、激しい緊張を感じた時に湧き出てくる汗を精神性発汗といいます。
これらは主にストレスが原因です。

夏場などの暑い時や運動後にかく汗とは違って、人から何かしらの影響を受けてしまうことでホルモンバランスが乱れて自律神経が正常に機能せず、大量の汗をかいてしまいます。
これは「悪い汗」とも言われています。

 

このような発汗が続くと、「自分に自信が持てない」「人が怖い」「何もしたくない」などと、自己肯定感が低くなっていき、さらには人に対して恐怖感を持ち、場合によっては引きこもってしまうなどの、生活に支障が出てしまう人も少なくありません。

 

真面目、努力家、完璧主義、優しい性格、恥ずかしがり屋、人見知りが激しい人などに多くみられます。

 

夏場や運動以外での「悪い汗」で悩んでいる方は、ストレスからくる精神性発汗の場合が考えられるため、自分なりのストレス発散方法を見つけるといいでしょう。
汗をかいてしまってもその日のうちに気持ちを溜め込まないことが、一番のケアになるはずです。

 

ではストレス発散について例をあげていきます。

適度な運動を心がける

最近ではジムへ行く人やジョギングをする人も増えてはいますが、それでもほとんどの人は運動不足な傾向にあります。
例えば、長時間のデスクワークで同じ姿勢で椅子に座っていると、目は疲れ体は萎縮し筋肉が固まってしまって、頭痛や肩こりなどの症状が起こりやすくなってきます。

 

 

毎日ジム通いまでしなくても、朝晩ストレッチを5分程してみたり、駅を一本手前で降りて歩いてみたり、エスカレータを使わずに階段を積極的に活用するなど、日常生活の中で体を動かすように心が得てみると、運動不足の解消とともに、気持ちのいい汗をかくことで気分がリフレッシュします。

深呼吸をする

「悪い汗」をかくということは、ストレスを感じている状態なので、体も心も緊張が続いてしまっています。緊張が続くと他のことを考えられる余裕がなくなってしまうため、さらに抱えているストレスが肥大化しているのにも気付けません。

 

そこで何も考えずに一度空気を大きく呼吸していきましょう。

 

呼吸を繰り返すことで脳に酸素が行き渡り、頭の中も一旦整理されやすくなって、客観的な視線で物事を捉えやすくなります。
そうすると緊張していた身体の状態が和らいで、次第に汗も引いていくでしょう。

ゆっくり過ごす

誰にも邪魔されない、自分だけのくつろげる空間で過ごしていきましょう。

 

アロマオイルやお香などを焚き、好きな音楽などをかけてゆっくりした時間を過ごすことで、緊張していた身体はほぐされて気分が健やかになり活力がみなぎります。

 

 

またラグジュアリーなホテルで非日常的な空間を味わったり、エステサロンでマッサージをしてもらうことで、心身ともに満たされて気持ちがリフレッシュしていきます。

お風呂に入る

毎日シャワーで済ませているならば、たまに湯船に浸かって体の芯から温めていきましょう。お湯に浸かることで緊張した時に出る汗とは違う体温を調整してくれる「いい汗」を出すことで、ホルモンのバランス整い、自律神経の働きも正常になってくるでしょう。

 


また、お風呂の中で深呼吸をしたり、音楽をかけてくつろぐなど、同時に行うのもいいでしょう。
家に湯船がない場合は、銭湯や健康センターなどを定期的に利用してみるのもいいかもしれませんね。

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