汗による部位ごとの悩み2〜手汗編〜
手のひらから水が滴るほど汗をかき、日常生活に支障が出てしまうほどの手汗で悩んでいる方は、実は多いと言われています。
ここでは手汗によって起こる悩みや、手汗の原因と対策方法を調べてみました。
手汗による悩みとは
・資料やプリントが湿ってしまう
・スマホの画面が反応しにくい
・物を持つと滑りやすい
・恋人と手を繋ぐのが恥ずかしい
etc…
何気無い日常生活を送りたいだけなのに、手汗が原因で自信をなくしてしまうこともあるかもしれません・・・。
そうなると仕事や人間関係にも影響を与えてしまいかねません。
未然に防ぐ方法はないか、手汗の原因と対策について詳しく解説していきます。
交感神経系の乱れ
心のコントロールをしている交感神経が乱れると、緊張や不安など気持ちが不安定になりやすくなります。これは多汗症でよくみられる原因の一つです。
汗をかいても一向に止まらないという心の焦りがさらに増大してストレスになり、用を足す前から緊張して汗ばんでしまうのが、原因の一つでもありそうです。
この場合の対策としては、先にあるのは不安だと決めつけすぎないようにしたり、あまり考えすぎないで、深呼吸や体を伸ばして心身ともにリラックスするよう心がけてみてください。
生活習慣の乱れ
香辛料などスパイスの効いた食事ばかりしていると、味覚性発汗を引き起こしやすくなって、汗をかくことが多くなります。
栄養バランスのとれた食生活をすることで、体の中から健やかな状態を保つことで、交感神経も安定していくはずです。
さらにデスクワークが多いようでしたら体を動かすことを意識して、運動から汗を流す習慣を身につけていきましょう。。
睡眠時間をきちんと確保したり、ゆっくりとお風呂に入って体を休めることもおすすめです。
年齢に関係なく心身ともに健やかな状態を保っていくことは、生活習慣の乱れを見直す絶好のチャンスです。
手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)
他の部位は悩むほどの汗をかかないのに、手だけに何故か集中して汗の量が多ければ、手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)の可能性ももしかしたらあるかもしれません。
治療法としては、心身療法や薬物療法など様々な治療方法があるようですが、どれも一時的な改善が多く、繰り返しの治療が必要なようです。ただ最近では手掌多汗症内視鏡手術が注目されているようです。
手掌多汗症であれば自分はどんな治療法がいいのか専門医と相談して治療を行っていきましょう。
出典:http://www.mcube.jp/sp/operative/explanation/sweating_02.html
まとめ
手汗の場合は、見た目というよりも握手をしたり手を繋いだりと目の前にいる相手との関係性が気になってしまうことだと思います。
緊張や不安で手のひらが汗ばんでしまうことは誰にでもありますが、全く汗が引かないようでしたらすぐにできる運動と食事の対策をまずは試してみていきましょう。
それでも改善されないようでしたら、専門医に相談してみてください。
誰かに悩みを聞いてもらうだけでも精神的にスッキリしていくことが早期解決の近道です。